倉庫をリノベーションするのにかかる費用

 

倉庫を店舗にリノベーションする内装工事にかかる費用相場は約500万円～700万円です。ただし業種や倉庫の広さ、工事規模などにより金額は変動します。

 

一般的に物販店に比べ、厨房設備が必要となる飲食店やカフェなどは費用が高めです。

 

また断熱・防音工事が必要な場合はその分の費用も発生します。

 

レイアウトや使用する資材のグレード、必要な設備などによって1,000万円～2,000万円以上かかることもあるため、一度見積もりを依頼するとよいでしょう。

 

店舗リフォームの費用相場についてはこちらも参考にしてみてください。

 

 

店舗内装工事で倉庫をリノベーションするメリット

 

店舗内装工事で倉庫をリノベーションすると主に次のようなメリットがあります。

 

倉庫は天井が高く床面積が広いことが大きな特徴です。

 

二階部分やロフトスペースを作る、吹き抜けにして開放的な空間を作るなど、設計の自由度が高いのは大きなメリットといえます。

 

倉庫物件は一般的な店舗物件に比べると、購入・賃貸費用が安い傾向にあります。

 

また柱や壁が少ないため、解体・撤去にかかる費用を抑えられるのもメリットのひとつです。

 

倉庫の構造や築年数にもよりますが初期費用を抑えやすいので、低予算で店舗開業をしたい人に向いているといえるでしょう。

 

店舗内装工事で倉庫をリノベーションするデメリット

 

店舗内装工事で倉庫をリノベーションする場合は次のようなデメリットもあります。

 

倉庫は基本的に水道やガスが引かれていないため、店舗として利用するには整備が必要です。

 

電気だけは通っていることもありますが、業種により容量やコンセントの数などが不足することが考えられます。

 

水道やガスの整備と合わせ、業種に合わせて電気工事が必要となることも覚えておくとよいでしょう。

 

倉庫は窓が少なく壁が薄いことが多いため、一般の店舗物件と比べると通気性や気密性、防音性が低いです。

 

倉庫内の換気を十分に行わないとニオイがこもりやすく、カビが発生しやすいといったデメリットがあります。

 

また倉庫のほとんどは壁に断熱材が使われていないため、冷暖房効率が悪いです。

 

食品の保管に使われていた倉庫などは十分な断熱対策がされていますが、一般的には断熱工事が必要となります。

 

そのほか、業種に合わせて防音対策が必要となることも覚えておきましょう。

 

断熱リフォームについてはこちらでご紹介しています。

 

 

また店舗の防音対策についてはこちらをご覧ください。

 

 

店舗内装工事で倉庫をリノベーションするときの注意点

 

店舗内装工事で倉庫をリノベーションするには次の点に注意が必要です。

 

築年数が古い倉庫の場合は耐震補強工事が必要となる可能性が高いです。

 

1981年6月以前に建てられた倉庫は旧耐震基準に該当するため、現在の耐震基準を満たす必要があります。

 

耐震補強工事の費用相場は約100万円～150万円なので、トータルの費用を多めに見積もっておくとよいでしょう。

 

倉庫は窓が少ないことが多く、採光や換気のために増設が必要となることもあります。

 

ただし窓を増設する場合は倉庫の耐久性や耐震性を考慮して計画しなければいけません。

 

依頼するリフォーム会社や設計事務所とよく相談することをおすすめします。

 

店舗設計のポイントについてはこちらをご覧ください。

 

 

まとめ

 

この記事では、倉庫リノベーションの店舗内装工事についてご紹介しました。

 

 

倉庫の内装工事をして店舗にリノベーションする場合は、一般の店舗物件を活用するより費用を抑えやすく、広い空間を自由にレイアウトできるなどのメリットがあります。

 

倉庫リノベーションをする前に、水道やガスの整備、断熱対策など、必要な工事について把握しておくとよいでしょう。

 

倉庫の店舗内装工事を検討中の方は下記のお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。

 

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