

お店のキッチンをオープンキッチンにしようと考えています。オープンキッチンにする場合に注意しておくことを教えてください。

オープンキッチンの場合は、お客様側からキッチンの中が見える状態になるので、衛生面や清潔感に特に注意する必要があります。
目次
オープンキッチンとクローズドキッチン
最近の飲食店では、オープンキッチンが主流となっています。しかし、店舗のキッチンを考えるときには、クローズドキッチンというレイアウトも考えられます。
まずはじめに、オープンキッチンとクローズドキッチンの違いを知っておきましょう。
オープンキッチン
オープンキッチンとは「お客様から調理の様子が見えるように設計されているキッチン」です。
お客様のいるフロアに設置されており、お客様側との間に壁などがないオープンなキッチンのことを指します。
クローズドキッチン
クローズドキッチンは、「お客様の食事をするスペースと調理スペースが完全に区切られているキッチン」のことを指します。
ファミリーレストランやフレンチレストランなどでは、クローズドキッチンを採用しているお店が多いです。
オープンキッチンにするメリット
オープンキッチンには、3つのメリットがあります。
1.お客様に調理中の香りや音などを楽しんでもらえる
オープンキッチンは、お客様側から料理が出来上がっていく様子を見ることができます。料理を待つ時間でさえも楽しんでもらえるという点は大きなメリットです。
2.お客様に安心してもらえる
オープンキッチンでは厨房の中が見えるので、お客様は、食材や調理工程、衛生面などを確認することができます。そのため、安心して食事をしてもらうことができ、お店への信頼感も高まります。
3.ホール運営がしやすい
キッチンから客席が見えるため、お客様のテーブルの上の空き具合などを確認しやすく、料理を提供するタイミングを見計らいやすいです。ホールスタッフが少ない場合においても、必要最低限の労力でホール運営ができることも魅力です。
オープンキッチンにするデメリット
メリットの多いオープンキッチンですが、少なからずデメリットもあります。デメリットも確認しておきましょう。
1.デザイン性に考慮が必要
お客様から厨房が見えるということは、厨房のデザインも含めた設計が必要となります。しかし、デザインにこだわりすぎると、内装費が高く付いてしまう可能性があります。
店舗の内装費用については、こちらの記事を参考にしてください。
2.内装が汚れやすい
オープンキッチンでは、客席と厨房の間に壁が無いので、油や煙が客席まで及んでしまいます。そのため、定期的にクリーニングが必要となる可能性があります。
店舗の内装の注意点については、こちらの記事で紹介しています。
3.料理人にマルチタスクが求められる
オープンキッチンであるということは、常にお客様から厨房が見られているという意識が必要になります。
調理をしながら、店内を見渡し、時にはお客様と会話をする必要もあります。
オープンキッチンにする場合の注意点
店舗のキッチンをオープンキッチンにする場合は、いくつかの注意点があります。
清潔感に注意する
客席からキッチンが見えてしまうオープンキッチンでは、厨房内の清潔感がお店の印象に大きな影響を与えます。
オープンキッチンの場合は、クローズドキッチンよりも清潔感を保つ必要があります。
感染対策を徹底する
コロナ禍において、飲食店の感染対策は必須となっていますが、客席と厨房が近いオープンキッチンでは、パーテーションでカウンターと厨房を間仕切るなどの対策をしましょう。
感染対策が徹底されているお店は、お客様の安心感にも繋がります。
まとめ
この記事では、店舗のキッチンをオープンキッチンにする場合のメリットやデメリット、注意点について紹介しました。
まとめ
・店舗のキッチンは、大きく分けてオープンキッチンとクローズドキッチンの2種類のレイアウトがある
・オープンキッチンでは、お客様に調理工程を楽しんでもらえるといったことや、安心してもらえるといったメリットがある
・オープンキッチンでは、デザイン性を考えたキッチンを考える必要性があることや、キッチンの内装が汚れやすいなどのデメリットがある
・オープンキッチンにする場合は、キッチンの清潔感や感染対策に特に注意する必要がある
店舗のキッチンについて相談したいという方は、こちらのお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。