美容院開業の物件選びのポイントにはどんなことがありますか?
美容院を開業する物件を選ぶときは、「立地」「家賃」「広さ」がポイントになります。
目次
美容院の物件選びのポイント:①立地
美容院を開業する物件を選ぶときは、立地を見極めることが大切です。
コンセプトとターゲットを設定したら、メインターゲットが利用しやすい地域を絞って物件を探しましょう。
その際、周辺の競合店について十分にリサーチする必要があります。
また、ターゲットの移動手段や利用時間などを考慮して選ぶことも重要です。
車で来店するなら駐車場を確保できるかどうか、夜間も営業するなら街灯があって明るいかなど、細かいところまで確認しましょう。
美容院の物件選びのポイント:②家賃
美容院の物件選びでは、毎月支払う家賃も重要なポイントです。
美容院の家賃の目安は売り上げの10%といわれています。
毎月の売り上げを50万円とすると、家賃5万円の物件でも経営できるでしょう。
ここで覚えておきたいのは、毎月の売り上げは一定ではないこと、毎月目標金額を達成できる保証はないことです。
「売り上げの目標金額」ではなく「低めに見積もった売り上げの10%」を目安にしましょう。
また、駅周辺などは人通りが多くアクセスしやすい好立地といえますが、その分家賃は高めに設定されていることも覚えておいてください。
家賃は物件取得費用や運転資金にも含まれるため、無理なく支払える金額を把握しておきましょう。
美容院の開業資金については以下の記事でご紹介しています。
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美容院の物件選びのポイント:③広さ
美容院の物件選びのポイント3つ目は、店舗の広さです。
1人で開業・経営し、将来的に従業員を雇用する計画がない場合は、それほど広い店舗は必要ありません。
広すぎる店舗には、デッドスペースが増える、掃除やメンテナンスの手間がかかるなどのデメリットがあります。
ただし、美容師を雇って複数人で営業する、店舗内にネイルサロンなどのスペースを設ける計画があるというような場合は、ある程度の広さが必要です。
また保健所から営業許可を得るには、作業スペースの床面積は最低13㎡(約4坪)必要となります。
受付や待合スペース、トイレや消毒設備スペースを加えると、最低でも10坪の広さが必要となるため、「10坪以上」をおおまかな目安にしてみてください。
業種は異なりますが、物件選びについては以下の記事でもご紹介しています。
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美容院の物件選びの注意点~保健所立ち入り検査の確認ポイント~
美容院の開業に向けて物件を選ぶときは、保健所の確認ポイントを考慮することも大切です。
保健所への開設届の手続きでは「保健所立ち入り検査」が行われます。
居抜き物件の場合は間取りや設備などが決まっているケースが多いので、条件をクリアできるかしっかり確認しておきましょう。
立ち入り検査で確認する基本的なポイントは次の3つです。
・消毒用の流し台と流水装置が設置されているか
・待合スペースと作業室が明確に区分されているか
・作業室の面積に応じた台数の作業イスを設置しているか
このほか、水などが浸透しない床材を使っていること、作業室の照明が100ルクス以上であること、十分に換気できる換気設備があることなども条件となっています。
ただし地域により条件が異なるので、保健所で確認しておくと安心です。
スケルトン物件の場合は条件を満たすように設計・工事することもできますが、条件を満たしていない居抜き物件の場合、予想外の費用が発生する可能性があります。
物件を決める前に、間取りや設備などをしっかり確認しましょう。
美容院の開設届については以下の記事を参考にしてみてください。
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また居抜き物件を使った美容院開業については以下の記事でご紹介しています。
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まとめ
この記事では美容院の開業で重要な、物件選びのポイントについてご紹介しました。
まとめ
・ターゲットが利用しやすい地域にするなど、立地を見極める
・物件の家賃は「低めに見積もった売り上げ」の10%を目安にする
・物件の床面積は最低でも10坪は必要だが人数や使い方に合わせるとよい
・居抜き物件の場合は保健所の立ち入り検査の基準をクリアできるか確認する
美容院開業で重要となる物件選びで迷っている人は、下記のお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。