寿司屋を開業予定です。トイレに必要な設備はありますか？
寿司屋などの飲食店のトイレには手洗い場所を設置する必要があります。どんな手洗い設備がOKなのか説明していきますので参考にしてください。
目次
寿司屋開業：トイレの重要性とは？
寿司屋などの飲食店におけるトイレとは、お店のイメージを左右する重要な場所の一つです。
どんなに美味しいお寿司を提供していても、トイレが汚ければお客に悪い印象を与えてしまいます。
トイレの掃除が行き届いていないと、お店の衛生状態を疑われてしまうこともあるでしょう。
あるアンケートによると、約8割の人が「きれいなトイレはお店のイメージをよくする」と回答しています。
また、外食するときのお店選びの基準に、10人に1人が「トイレがきれいであること」を挙げていました。
トイレへの気配りはリピーター確保につながるということを覚えておきましょう。
寿司屋開業：トイレの設計・デザインのポイント
寿司屋の開業に向けたトイレの設計・デザインのポイントは、「位置」と「空間設計」です。
客席に近い位置にトイレがあると、お客は落ち着いて食事を楽しめません。
飲食スペースから距離を置く、客席から見えないようにするなどの工夫が必要です。
トイレの内装は床や壁の素材や色、便器の種類、照明などを工夫し、お店のコンセプトに合わせる必要があります。
トイレの印象がお店の印象につながることを念頭に置き、安心感を与える居心地の良い空間作りを心がけましょう。
寿司屋開業：好感度を上げるトイレの特徴
寿司屋などの飲食店でトイレの好感度を上げるには工夫が必要です。
ここではお客の好感度を上げるトイレの特徴を3つまとめました。
常に清潔感がある
いつでも清潔に保たれているトイレは間違いなく高感度が高いです。
便器の中や周りが汚れていたり床が濡れていたりすると、お客に不快感を与えます。
鏡や手洗い場なども含め、営業時間中でも定期的に掃除・点検を行いましょう。
嫌な臭いがしない
お客に快適に利用してもらうには、臭い対策も欠かせません。
消臭剤や芳香剤、お香などをうまく利用して、トイレ特有の臭いを感じさせないようにしましょう。
トイレの臭いが飲食スペースに流れないように、換気扇をつけたままにするのもおすすめです。
アメニティが充実している
ペーパータオルやあぶらとり紙、マウスウォッシュなどのアメニティがそろっているトイレは高感度が高いです。
トイレを定期的に掃除するタイミングで補充をするように心がけましょう。
ジャンルは異なりますが、トイレの重要性やあると嬉しいアメニティについては以下の記事でもご紹介しています。
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寿司屋開業：トイレの手洗い設備の新基準とは？
寿司屋などの飲食店のトイレには、手洗い設備の設置が必要です。
開業に必要な飲食店営業許可を取得するには、保健所の立ち入り検査でOKをもらわなければいけません。
2021年（令和3年）6月の食品衛生法施工条例の改正に伴い、手洗い設備の蛇口は「手指が触れない構造のものであること」と定められました。
手洗い後に手指が再汚染されるのを防止するためです。
立ち入り検査で許可されるためには、トイレに次のような手洗い設備を設置する必要があります。
手洗い用シンクの場合
・センサー式（自動水栓）
・縦・横レバー式（肘で操作できる水栓）
・足踏み式
このほか、トイレタンク上部に手洗いがついたトイレの設置でもOKです。
ただし、最低でも1つのハンドソープを設置する必要があります。
居抜き物件を活用して寿司屋を開業する場合は、トイレの手洗い設備の有無と蛇口のタイプを確認することを覚えておきましょう。
寿司屋開業の物件選びのポイントについては以下の記事をご覧ください。
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【寿司屋開業】物件選びの4つのポイントを解説
目次1 【寿司屋開業】物件選びのポイント①：居抜きかスケルトンか？2 【寿司屋開業】物件選びのポイント②：立地3 【寿司屋開業】物件選びのポイント③： […]
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まとめ
この記事では、寿司屋の開業前に知っておきたいトイレの重要性についてご紹介しました。
まとめ
・トイレのイメージはお店のイメージを左右し、集客率にも影響する
・トイレは「位置」と「空間設計」がポイントである
・常に清潔感がある、嫌な臭いがしない、アメニティが充実しているトイレは高感度が高い
・新基準では手洗い設備の蛇口に「手指で触れない構造のもの」を採用する必要がある
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