寿司屋を開業予定です。物件選びのポイントにはどんなことがありますか?
寿司屋の開業における物件選びのポイントは、「立地」「家賃」「広さ」などです。まずコンセプトとターゲットを明確にしてから物件選びを始めましょう。
目次
【寿司屋開業】物件選びのポイント①:居抜きかスケルトンか?
寿司屋に限ったことではありませんが、お店を開業する場合は居抜き物件かスケルトン物件から選ぶのが一般的です。
居抜き物件とは前店舗の設備や内装などが残されている物件をいいます。
カウンターや厨房設備などの状態がよければ、そのまま活用することも可能です。
内装工事費や設備の導入費用を抑えやすい反面、レイアウトの自由度が低いなどのデメリットがあります。
一方スケルトン物件とは、設備はもちろん内装も何もない状態の物件です。
レイアウトの自由度が高く、カウンターの位置や内装デザインなどすべてを一から作り始めることができます。
ただし内装工事を始めさまざまな工事が必要で、厨房設備や家具、什器などもそろえなければいけません。
居抜き物件とスケルトン物件のどちらを選ぶか決める前に、それぞれのメリット・デメリットを把握しておくとよいでしょう。
ジャンルは異なりますが、以下の記事で居抜き物件のメリット・デメリットについてご紹介しています。
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【居酒屋開業】居抜き物件のメリット・デメリットを解説
目次1 居抜き物件とは?2 居酒屋開業で居抜き物件を使用するメリット3 居酒屋開業で居抜き物件を使用するデメリット4 居酒屋開業で居抜き物件を使用する際の注意点5 […]
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スケルトン物件のメリット・デメリットについてはこちらを参考にしてみてください。
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スケルトン物件でカフェを開業
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【寿司屋開業】物件選びのポイント②:立地
寿司屋を開業するには、ターゲットとコンセプトにマッチする立地を選ぶ必要があります。
高級志向の落ち着いた雰囲気の寿司屋であれば、あまり人通りの多くないステータスのあるエリアがよいでしょう。
ランチをメインにしたビジネスマン向けの寿司屋にするなら、平日の昼間にアクセスしやすい駅周辺などが適しています。
また家族連れをターゲットとする場合は、車で訪れやすいように駐車スペースも考慮しなければいけません。
物件を探し始める前に、ターゲットとコンセプトを明確にしておくことが大切です。
【寿司屋開業】物件選びのポイント③:家賃
寿司屋を開業する物件を選ぶには、予算の範囲内の家賃か確認することも大切です。
寿司屋の場合、食材の仕入れ費用や人件費がランニングコストの半分以上を占めます。
物件の家賃は想定売り上げの10%以下に抑えるようにすると失敗しにくいでしょう。
ただし、物件の立地や広さなどによって家賃の相場は異なります。
ランニングコストの内訳や想定売り上げ額など、すべてを算出しておくと安心です。
【寿司屋開業】物件選びのポイント④広さ
寿司屋開業の物件選びのポイント4つ目は、店舗の広さです。
カウンター席のある小規模な寿司屋の場合と、家族連れをターゲットにした回転寿司のお店とでは、必要な面積が異なります。
コンセプトや理想のレイアウトに合う広さの物件を探すとよいでしょう。
客席数をベースに面積を割り出す場合は、1坪当たりの客席数を1~2席で計算してみてください。
間をとって1.5席とすると、客席数30の場合は20坪の広さが必要となります。
ただし、ゆったりとした雰囲気の高級志向の寿司屋なら1坪あたり1席が望ましいので、30席なら30坪は必要です。
またカウンターメインの寿司屋を開業する場合は、カウンターの設置スペースを考慮する必要があります。
1枚板の無垢のカウンターを導入する予定なら、カウンターを搬入できるかどうか、間口の広さや間取りも確認しておくとよいでしょう。
飲食店の物件選びのポイントについては以下の記事でもご紹介しています。
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ラーメン屋を開業する際の物件選びのポイント4つ
目次1 ラーメン屋開業の物件選び:ポイント①「立地」2 ラーメン屋開業の物件選び:ポイント②「家賃」3 ラーメン屋開業の物件選び:ポイント③「面積」4 ラーメン屋開 […]
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まとめ
この記事では、寿司屋開業に向けた物件選びのポイントについてご紹介しました。
まとめ
・居抜き物件とスケルトン物件のメリット・デメリットを把握しておく
・ターゲットとコンセプトにマッチする立地を選ぶ
・家賃は想定売り上げの10%以下に抑えるとよい
・コンセプトや客席数などに合わせて最適な広さを選ぶ
寿司屋の開業のための物件選びについて詳しく知りたい人は、下記のお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。