スケルトン物件でフィットネスジムを開業するメリットを知りたいです。
スケルトン物件でフィットネスジムを開業する場合、内装やレイアウトの自由度が高いなどのメリットがあります。ただし費用が高額になるなどのデメリットもあるので注意しましょう。
目次
【フィットネスジム開業】スケルトン物件とは?
スケルトン物件とは、設備や家具だけでなく内装も何もない状態の物件をいいます。
壁や床、天井などが何もない、いわゆるコンクリート打ちっぱなしの状態なので、フィットネスジムを開業するにはさまざまな工事が必要です。
退去するときは元の状態に戻す「原状回復工事」が義務付けられているケースが多く、一般的に原状回復工事費用が発生します。
スケルトン物件でフィットネスジムを開業するメリット
スケルトン物件でフィットネスジムを開業する主なメリットは次の3つです。
・内装の自由度が高い
・居抜き物件よりも選択肢が多い
・マシンなどの設備を管理しやすい
内装の自由度が高い
スケルトン物件は天井、梁、床といった構造躯体のみの状態であり、内装デザインやレイアウトを自由に決めることができます。
一から作り上げていくため、より理想に近づきやすくなるでしょう。
居抜き物件よりも選択肢が多い
フィットネスジムの居抜き物件はあまり多くありませんが、スケルトン物件も視野に入れると選択肢の幅が広がります。
こだわりの内装や外観、思い通りのレイアウトにしたい場合、理想の居抜き物件を探すのは難しいでしょう。
スケルトン物件であれば選択肢が多いので、立地や広さ、家賃などの希望条件に合う物件を探しやすくなります。
マシンなどの設備を管理しやすい
スケルトン物件の場合、フィットネスジムに導入するマシンなどの設備を管理しやすいというメリットがあります。
居抜き物件の中には、前店舗で使用していたマシンや空調設備などをそのまま使えるケースもありますが、導入時期や使用期間などが不明である可能性が高いです。
スケルトン物件で開業する場合はすべてを新しく導入するので、保証書や取扱説明書などがそろっている状態でスタートできます。
メンテナンス時期を把握しやすいうえ、保証期間中であれば故障などのトラブルの際に素早く対応してもらえるので安心です。
スケルトン物件でフィットネスジムを開業するデメリット
スケルトン物件でフィットネスジムを開業すると、次のようなデメリットがあります。
・費用が高額になりやすい
・開業までに時間がかかる
費用が高額になりやすい
スケルトン物件は居抜き物件に比べ、内装工事などにかかる費用が高額になるのが一般的です。
居抜き物件の場合、不足している部分を補う工事をすれば開業できますが、スケルトン物件ではすべての工事を行わなければいけません。
スケルトン物件でフィットネスジムを開業するには、電気・ガス・水道工事などの「設備工事」や、天井・床・壁の仕上げ工事、インテリア工事などの「内装仕上げ工事」が必要です。
内装工事の目安は40坪の場合およそ800万~1,200万円で、これにマシン導入費用や物件取得費用などを加えた金額が「初期費用」となります。
できるだけ費用を抑えて開業したい場合は、状態の良い居抜き物件を根気よく探してみるとよいでしょう。
開業までに時間がかかる
スケルトン物件でフィットネスジムを開業する場合は上記のような工事が必要なため、オープンまでに時間がかかります。
居抜き物件でもある程度の準備が必要ですが、スケルトン物件の準備期間のほうが長くなるのが一般的です。
また工事期間中でも家賃は発生するため、工事が長びくほど費用がかかります。
スケルトン物件の場合は開業までに時間もお金もかかることを覚えておきましょう。
フィットネスジムの開業資金については以下の記事でご紹介しています。
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まとめ
この記事では、スケルトン物件でフィットネスジムを開業するメリット・デメリットをご紹介しました。
まとめ
・メリット:内装の自由度が高く物件数が豊富であるなど
・デメリット:開業までに時間も費用もかかるなど
スケルトン物件でのフィットネスジム開業を検討している方は、下記のお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。