フィットネスジムは開業しても成功率が低いけど、成功すれば儲かるって本当ですか?
フィットネスジム開業の成功率は特別高いわけではありません。しかし今後は市場規模が拡大していくと予想されることや、粗利が高いことなどの理由から「儲かる」と言われています。
目次
フィットネスジム開業の成功率は?
フィットネスジムの開業・経営の成功率は、1年後で約50%、10年後で10%と言われています。
フィットネスジムの開業には特別な資格が不要であり、フランチャイズで開業する場合は経営ノウハウなども不要です。
そのため比較的とりかかりやすいビジネスといえますが、成功率が高いわけではありません。
2020年には新型コロナウィルス感染拡大に伴い、フィットネスジムの約76%の売り上げが激減、倒産や廃業は過去10年で最多となっていました。
しかし「フィットネスジム開業・経営は儲かる」と言われているのも事実です。
なぜ儲かると言われているのか、その理由について説明していきます。
フィットネスジム開業に必要な資格についてはこちらをご覧ください。
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フィットネスジムを開業に必要な資格
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フィットネスジム開業・経営が儲かる理由①:市場規模が拡大傾向にある
フィットネスジムの市場規模は、現在拡大傾向にあります。
経済産業省の資料によると、国内のフィットネスクラブの売上高・会員数は年々増加していることがわかりました。
新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、2020年5月前後は一時的にフィットネス市場が冷えこみましたが、現在は需要が回復している状態です。
日本のフィットネスクラブの市場規模は約4,500億円とそれほど大きくなく、人口に対する参加率はわずか4%となっています。
需要が回復傾向にあること、まだまだ成長する可能性が期待できることなどから、フィットネスジム開業・経営は儲かると言われているのです。
フィットネスジム開業・経営が儲かる理由②:粗利が高い
フィットネスジム開業・経営が儲かると言われる理由として、粗利が高いことも挙げられます。
「粗利」=「売上総利益」とは、「売上高」から「売上原価(仕入れにかかった原価)」を引いたものです。
フィットネスジム経営では、開業の際に物件取得費用やマシン導入費用などがかかります。
しかし、小売業のように「売上原価」となる商品を扱わない業種です。
毎月の必要経費は家賃や水道光熱費、人件費や広告費とシンプルであり、商品在庫を抱えるリスクはありません。
また腕の良いトレーナーをそろえることで、顧客単価を高めに設定することが可能です。
さらにフィットネスジムの場合は会費制がほとんどなので、毎月一定の収入が見込めるでしょう。
これらのことから、開業して経営が軌道に乗りさえすれば、高い粗利・利益率が期待できると言われているのです。
フィットネスジムの開業資金についてはこちらを参考にしてみてください。
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フィットネスジムの開業資金はどれくらい必要?
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フィットネスジム開業・経営が儲かる理由③:運動目的が多様化している
近年では運動目的が多様化傾向にあり、さまざまな理由からフィットネスジムを利用する人が増えると考えられています。
ひと昔前に比べるとフィットネスジムのニーズが多様化しているので、ニーズに合わせた経営をすれば新規顧客の獲得や会員数の確保をしやすいといえるのです。
たとえば美容目的で利用する人も増えていますし、リハビリや健康維持目的で利用する人も増加しています。
もしも近隣にフィットネスジムがあったとしても、違った切り口で開業・経営すれば新規参入して成功することも可能といえるでしょう。
フィットネスジム開業の物件選びについてはこちらでご紹介しています。
//6648フィットネスジム開業物件選び
まとめ
この記事では、フィットネスジムの成功率と「儲かる」と言われている理由についてご紹介しました。
まとめ
・成功率は1年後で約50%、10年後で10%と決して高くない
・儲かる理由①フィットネスジムの市場規模は拡大傾向にある
・儲かる理由②在庫を抱えるリスクがなく粗利が高い
・儲かる理由③ニーズに合わせた運営をすることで安定した収入・経営が望める
フィットネスジムの開業を検討している方は、下記のお問い合わせフォームよりどんなことでもお気軽にご相談ください。