スケルトン物件で寿司屋を開業する場合、どんな設備が必要ですか?
スケルトン物件に限ったことではありませんが、寿司屋を開業する場合の内装に必要な設備には、「カウンター」「小上がり」「ネタケース」などがあります。
目次
【スケルトン物件で寿司屋開業】内装に必要なもの①:カウンター
寿司屋の内装に欠かせないものとして最初に挙げられるのはカウンターです。
寿司屋の価値を決める要素というと、ネタと技術が思い浮かぶかもしれません。
しかしこれは要素のうちの半分で、残りは接客なのです。
お店の中でカウンター席は特等席にあたり、ほとんどのお客はカウンター内の板前さんとのやりとりを楽しみにしています。
また、寿司を握る様子といったライブパフォーマンスを楽しめるのもカウンター席の醍醐味です。
カウンターごしのお客とのやりとりが売り上げに大きく影響するということを覚えておくとよいでしょう。
また、スケルトン物件で寿司屋を開業する場合は、カウンターを設置できるかどうか確認することが大切です。
1枚板のカウンターの場合、「サイズが合わない」「入り口から入らない」といった問題が起こることがあります。
カウンターの設置場所と搬入方法をしっかりチェックしておきましょう。
【スケルトン物件で寿司屋開業】内装に必要なもの②:ネタケース
寿司屋の内装ではネタケース(ショーケース)も欠かせません。
ネタケースを設置する目的は「食材の保存」と「食材のアピール」です。
カウンター席の目の前に新鮮なネタが並んでいるネタケースがあれば、お客の期待感を高めることができます。
ネタを目にすることで追加オーダーが入る可能性もあるでしょう。
またネタケースには「冷蔵タイプ」と「恒温高湿タイプ」の2種類があります。
冷蔵タイプは適温で寿司ネタを冷却保存する、小型冷蔵庫のようなネタケースです。
一方、恒温高湿タイプは寿司ネタの鮮度保持を目的としたもので、内部の温度と湿度を設定することができます。
恒温高湿タイプは食材の乾燥を防ぎ、新鮮な状態を長く保つことができるため、寿司屋や焼き肉屋などの飲食店向きといえるでしょう。
見た目に大きな違いはないため、もしも中古品を選ぶ場合は間違えないように注意してください。
【スケルトン物件で寿司屋開業】内装に必要なもの③:小上がり
カウンター席のみの小規模な寿司屋の場合は別として、小上がりの設置も検討しましょう。
小上がりとは土間よりも一段高く作ったスペースで、靴を脱いで上がる畳敷きの客席です。
和食料理屋や居酒屋などに多く、小上がりを設置することでより和風の雰囲気を出すことができます。
小上がりがあれば、カウンター席に抵抗のある子ども連れのお客、また年配の方でも落ち着いて過ごすことができるでしょう。
より快適性を高めるには、掘りごたつ式にするのもおすすめです。
【スケルトン物件で寿司屋開業】内装に必要なもの④:生け簀
寿司屋の内装に必須ではありませんが、生け簀があるとネタの新鮮度をアピールすることができます。
ネタを生きたまま管理できるため、鮮度の高い状態でネタを提供できるのが大きなメリットです。
入り口やカウンターの近くなどお客の目に触れる場所に設置すると、お子様に喜ばれるかもしれません。
その日仕入れた魚を使わなかったとしても、生け簀があれば生きたままストックできるというメリットもあります。
ただし性能の悪い生け簀を使うと、食材のロス率が上がるリスクがあることを覚えておきましょう。
寿司屋の内装デザインのポイントについては以下の記事でもご紹介しています。
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まとめ
この記事では、スケルトン物件で寿司屋を開業するときに導入するべき内装設備についてご紹介しました。
まとめ
・寿司屋の顔となる「カウンター」
・ネタのアピールにつながる「ネタケース」
・ファミリー層もターゲットにしやすい「小上がり」
・ネタの新鮮度をアピールできる「生け簀」
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