

店舗用エアコンは何を基準に選ぶとよいのでしょうか?

店舗用エアコンは設置する部屋の広さだけでなく、人の出入りが多い、火を使うなど設置環境に合わせて選ぶことをおすすめします。
目次
店舗用エアコンと家庭用エアコンの違い
店舗用エアコンと家庭用エアコンの違いは主に次の5つです。
最も大きな違いは馬力ですが、室外機との組み合わせ方なども異なっています。
主な違い |
店舗用エアコン |
家庭用エアコン |
冷暖房能力(馬力) |
1.5馬力~15馬力以上 |
3馬力以下 |
電圧 |
単相200vまたは三相200v |
単相100vまたは単相200v |
室外機との組み合わせ |
室外機1台で複数台の室内機をつなぐことも可能 |
室外機1台につき室内機1台 |
機種 |
天井埋め込み型や床置型など |
壁掛け型が一般的 |
選び方 |
部屋の広さや用途・照明・人数・熱量などを考慮する |
部屋の広さに合わせるのが一般的 |
店舗用エアコンの種類
店舗用エアコンには、壁掛け型以外に次のような種類があります。
・天井埋め込み型(天井カセット型)
・天井吊型
・床置型
天井埋め込み型(天井カセット型)
店舗用の天井埋め込み型エアコンは、室内機を天井に埋め込んで設置するタイプです。天井がほぼフラットになるため、インテリアを邪魔することなく設置することができます。
天井吊型
店舗用の天井吊型エアコンは、室内機を天井から吊り下げて設置するタイプです。天井内に室内機を埋め込むスペースがない場合に向いています。
床置型
店舗用の床置型エアコンは、縦長の室内機を床に設置するタイプです。比較的大型でパワーがあり、天井や壁に設置できない場合に向いています。
また稼働タイプによる分け方は次の通りです。
・シングル
⇒室外機1台に対し室内機1台、リモコン1つのセットです
・ツイン
⇒室外機1台に対し室内機2台のセットです
同時ツインはリモコン1つ、個別ツインはリモコン2つで2台それぞれを作動させます
・トリプル
⇒室外機1台に対し室内機3台のセットです
同時トリプルと個別トリプルがあります
・ダブルツイン
⇒室外機1台に対し室内機4台のセットで、同時トリプルと個別トリプルがあります
店舗用エアコンの本体価格相場・取り付け費用の目安
店舗用エアコンの本体価格相場は、約50,000円~300,000円ですが、エアコンの機種や馬力、稼働タイプにより大きく異なります。
店舗用エアコンの機種別の本体価格相場と取り付け費用の目安は次の通りです。
エアコンの機種 |
本体価格相場 |
取り付け費用の目安 |
天井埋め込み型 |
70,000円~120,000円以上 |
77,000円~210,000円 |
天井吊型 |
70,000円~100,000円以上 |
73,000円~200,000円 |
床置型 |
50,000円~150,000円前後 |
50,000円~180,000円 |
壁掛け型 |
35,000円~130,000円前後 |
38,000円~130,000円 |
馬力が大きくなるほど本体価格は高くなりサイズも大きくなるため、取り付け費用も高くなります。
家庭用エアコンの工事費込みの相場については以下の記事を参考にしてみてください。
店舗用エアコンはリースを活用するとメリットが多い?
店舗用エアコンを購入・設置するとかなりまとまった金額が必要になりますが、リースを活用するという方法もあります。
リースを活用した場合のメリットを見ていきましょう。
・初期費用不要で最新の機種を導入できる
・天災や不慮の事故などによるエアコンの損害には動産保険が適用される
・基本的にリース料は必要経費として処理できる
・リースは借入れではないので銀行の借り入れ枠を温存できる
ただしリース期間中は中途解約できないことや、購入して取り付けた場合よりもトータルの金額が高くなることを覚えておくとよいでしょう。
まとめ
この記事では、店舗用エアコンについてご紹介しました。
まとめ
・家庭用エアコンとの違いは馬力や室外機との組み合わせ方、機種など
・天井埋め込み型、天井吊型、床置型、壁掛け型がある
・本体価格相場は約50,000円~300,000円
・リースを活用するのもおすすめ
店舗用エアコンを導入する場合は、設置する店舗の用途に合わせて機種を選ぶことが大切です。
専門の技術者に店舗や設置予定の場所を見てもらい、適切なタイプについて相談しましょう。
店舗用エアコンについてもっと詳しく知りたい方は、下記のお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。