中古マンションを購入してリノベーションしようと思っています。どんなデメリットが考えられますか?
中古マンションのリノベーションでは、一戸建て住宅よりも自由度が低いなどのデメリットがあります。
目次
リノベーションのデメリット①:すぐに住むことができない
マンションや戸建て住宅などの中古物件を購入しても、リノベーションが終わるまでは住むことができません。
リノベーションの場合は購入から引き渡しまでに「約3ヵ月~半年程度かかる」のが一般的です。
理想のリノベーションをするには綿密な打ち合わせも必要となるため、デザインやレイアウトにこだわるほど時間がかかります。
物件探しの期間も考慮し、スケジュールに余裕を持つとよいでしょう。
またリノベーション中は仮住まいで生活するケースが多く、引っ越し費用などが発生することもデメリットといえます。
リノベーションのデメリット②:予定外の工事が発生する可能性がある
壁の内部や床下などが劣化していた場合は、予定外の補修工事が必要となる可能性があります。
一般には事前検査を行い建物の状態を確認しますが、解体するまでわからない部分も少なくありません。
工事を始めてからシロアリ被害や配管の腐食などのダメージに気づくこともあるので、予算を組むときは余裕をもつとよいでしょう。
経験豊富な業者であれば、事前検査を行い補修が必要な個所について指摘してくれることがあります。
リノベーションを依頼するときは業者の実績も合わせて確認するとよいでしょう。
古民家のリノベーションについてはこちらを参考にしてみてください。
リノベーションのデメリット③:築年数によって耐震性に不安がある
中古物件は築年数により耐久性や耐震性に不安があることもあります。
耐震基準の見直しが行われた1981年以前に建てられた建物は、現在の「新耐震基準」を満たしていない可能性が高いです。
新耐震基準を満たしていない場合は耐震補強工事などが必要となるため、費用も時間もかかることを覚えておくとよいでしょう。
物件を購入するときは必ず建物の築年数を確認し、耐震性について専門家に相談しておくと安心です。
リノベーションのデメリット④:マンションは一戸建てよりも自由度が低い
マンションのリノベーションの場合は一戸建て住宅に比べると自由度が低いというデメリットがあります。
たとえば、マンションでは共有部分のリノベーションはできません。
専有部分であっても管理規約等で制限されていることがあるため、事前に確認する必要があります。
床材の変更が禁止されていたり、フローリングの遮音等級が定められていたりするので注意が必要です。
また戸建て住宅にもいえることですが、建物構造によっては撤去できない壁や柱があるので、理想の間取りにできないこともあるでしょう。
その他、電気やガスの容量が決められている場合はオール電化にすることができない可能性もあります。
撤去できない柱についてはこちらでご紹介しています。
またアパートのリノベーションについてはこちらを参考にしてみてください。
まとめ
この記事では、リノベーションのデメリット4つについてご紹介しました。
まとめ
・物件を購入してもすぐに住むことができない
・予定外の補修工事が必要になる可能性がある
・築年数により新耐震基準を満たしていない場合は耐震工事などが必要
・マンションの場合はリノベーションの自由度が低い
リノベーションをする場合はメリットだけでなくデメリットについても把握しておくことが大切です。
満足のいくリノベーションをするためにも、不安な点は事前にしっかり確認しておきましょう。
リノベーションを検討中の方は下記のお問い合わせフォームよりどんなことでもお気軽にご相談ください。