リノベーションって一体なんですか?リフォームとの違いやメリット・デメリットを知りたいです!
リノベーションとは、既存の建物の性能を向上させるための工事になります。リフォームは古くなった建物を以前と近い状態に戻す工事になるため、工事を行う目的が異なります。
目次
リノベーションとは?
リノベーションとは「既存の建物の性能を向上させるための工事」のことです。建物に新たな付加価値を与えることで、新築時よりも性能の良い建物にすることができます。
たとえば断熱性能を向上させるために、断熱効果が高い窓交換するリノベーションがあります。
建物全体の断熱性能を高めることによって、外気温からの影響を最小限に抑えることが可能です。外気との温度差を軽減できるため、快適な室内空間を作ることができます。
また複数の部屋の壁を取り除いて一部屋にする工事も、リノベーションとなります。このように建物の機能や住みやすさなどを、向上させる工事がリノベーションと呼ばれています。
アパートのリノベーションについては下記の記事を参考にしてください。
カフェのリノベーションについては下記の記事を参考にしてください。
リノベーションとリフォームの違い
建物の改修工事でよく行われるリフォームですが、リノベーションとどのような違いがあるのか気になる方も少なくありません。
リノベーションは既存の建物の性能を向上させる工事ですが、リフォームは「古くなった建物を以前と近い状態に戻す工事」のことです。
たとえば水回り設備が経年劣化によって不具合が生じた際に、新しい設備に取り替えるような工事となります。一般的にリノベーションの方がリフォームよりも、大規模な工事になりやすいでしょう。
リノベーションのメリットとデメリット
メリット①:理想の住まいを実現できる
リノベーションの最大のメリットは、理想の住まいを実現できることです。たとえば出費を抑えるために、中古住宅や建売住宅の購入を検討する方がいます。
しかし中古住宅や建売住宅は無難な内装や決められた間取りとなってしまうため、満足のいく住まいとはなりにくいと言えるでしょう。
しかしリノベーションを行うことで、理想の住まいを実現させることが可能です。好きな間取りや内装にリノベーションすることによって、自身のライフスタイルに合った住まいに変化させることができます。
メリット②:物件の選択肢が増える
物件の選択肢が増えることも、リノベーションのメリットです。特に新築マンションや新築住宅だけで物件を探す場合に、希望する地域や立地の物件を探すのが困難になります。
しかしリノベーション出来る場合は、中古マンションや中古住宅も選択肢に含まれるようになるのです。新築物件だけでなく中古物件も選択肢に入るため、物件の選択肢を増やすことができるでしょう。
デメリット①:築年数が経過した物件は耐久性に不安がある
たとえリノベーションを行ったとしても、建物の寿命を伸ばすことは困難です。
そのためリノベーションするための物件を選ぶ際は、築年数に注意する必要があります。特に築年数が30年以上経過している場合は、注意が必要です。
30年以上経過している建物は建物全体の劣化だけでなく、旧耐震基準で建築されている可能性があります。
旧耐震基準の建物の場合に耐震性能が不十分なため別途耐震改修工事が必要となってしまうでしょう。耐震改修工事が必要になると、費用がかさんでしまいます。
デメリット②:ローンの金利が高い
リノベーションは新築工事に比べて、工事費用を抑えることができますが、ローンを組む場合に、金利が高くなりやすいのがデメリットです。
リノベーション工事でローンを組む場合に、一般的な住宅ローンを組むことができません。
そのためリフォームローンを組むことになるのですが、リフォームローンは住宅ローンよりも金利が高い傾向にあります。
リノベーションの費用は内容によって大きく異なる
リノベーションの費用は、リノベーションの内容によって大きく異なります。仮にフルリノベーションを行う場合は「1㎡あたり10万~15万円」が費用相場です。
そのため60㎡の建物をフルリノベーションする場合は、600万~900万円見込んでおくとよいでしょう。ちなみに設備の素材やグレード、デザイン性や機能性にこだわるほど費用が高額になっていきます。
まとめ
リノベーションとは、既存の建物の性能を向上させるための工事のことでした。
リノベーションを行うことで、理想の住まいを実現できることや物件の選択肢が増えるといったメリットがあります。
リノベーションを検討されている方は、ぜひ一度下記のお問い合わせフォームよりご連絡ください。