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屋根の断熱塗料と遮熱塗料の違い

 

屋根に使用する断熱塗料と遮熱塗料には、保温効果があるかないかという違いがあります。

 

それぞれの特徴や耐用年数、価格相場を以下にまとめました。

 

	断熱塗料	遮熱塗料
特徴・性能	熱伝導を抑える 室内の温度上昇を抑える 熱や冷気の侵入を抑える 保温効果がある	遠赤外線を反射する 室内の温度上昇を抑える
耐用年数	15年～20年	10年～20年
価格相場（1缶あたり）	15,000円～	5,000円～

 

断熱塗料は「熱伝導を抑える塗料」であり、遮熱塗料は「光を反射する塗料」です。

 

断熱塗料には、太陽光による熱が室内に伝わる速度をゆるやかにする効果があり、室内の温度上昇を抑えることができます。

 

さらに、建物内部の熱を逃がしにくくするため、夏の暑さと冬の寒さ対策に効果的です。

 

遮熱塗料の場合は光を反射して熱の侵入を抑えますが、熱が外に逃げていくのを防ぐ効果はありません。

 

遮熱塗料には保温効果がないため、冬の寒さ対策には不向きといえるでしょう。

 

屋根の断熱塗装おすすめの塗料①：ガイナ

出典：https://www.gaina.co.jp/business/products/exterior/

 

屋根の断熱塗装におすすめの塗料のひとつめはガイナです。

 

ガイナには、JAXA（宇宙航空開発機構）が開発した技術を応用しているという特徴があります。

 

宇宙ロケットの先端部に塗ることで優れた断熱性を発揮するという技術を応用し、日進産業が開発しました。

 

特殊セラミックを多層化しており、断熱性・遮熱性・耐久性・防音性に優れています。

 

省エネ商品としての評価が高く、船舶にも採用されている実績のある塗料ですが、価格は相場よりも高めです。

 

屋根の断熱塗装おすすめの塗料②：キルコ

出典：https://www.kiruco.jp/

 

屋根の断熱・遮熱性能を高める塗料として、株式会社シンマテリアルワンのキルコ（旧キルコート）もおすすめです。

 

太陽光を約90％反射する機能に加え、外部からの熱の伝導を抑える機能があり、高い断熱効果を発揮します。

 

伸縮性は200％～250％、またJIS規格の3倍以上の付着強度があり、ひび割れや伸縮が起こりやすい素材への塗装に最適です。

 

耐用年数は15年以上と耐久性も高く、メンテナンスコストを抑えたい方に向いています。

 

屋根の断熱塗装おすすめの塗料③：断熱コートEX

出典：https://www.hnt-net.co.jp/product/index.php

 

東日本塗料の断熱コートEXは、トップコート不要の耐候性を実現した塗料です。

 

塗装の最後の仕上げに塗る塗料「トップコート」を塗る工程がない分、屋根塗装の工程を短縮してトータル費用を抑えることができます。

 

赤外線を反射する特殊な遮熱顔料と、熱伝導率を低減させる有機無機ハイブリッドバルーンを使用しており、断熱性能と遮熱性能を発揮する塗料です。

 

耐用年数は8年～12年とやや短めですが、トータルの費用を抑えて屋根の断熱塗装をしたい人に向いている塗料といえるでしょう。

 

屋根の断熱塗装におすすめの塗料④：クールサーム

出典：https://www.cooltherm.com/cooltherm/

 

株式会社大高商会のクールサームは、NASAが開発した特殊セラミックを含有している遮熱・断熱塗料です。

 

1300℃の熱も伝導させないセラミック微粒子を使用しており、可視光線・近赤外線の反射、熱エネルギーの放射により熱の侵入をシャットアウトします。

 

メンテナンスの目安は10年ですが、トップコートの塗り替えだけで効果を持続するため、大幅なコスト削減が可能です。

 

断熱リフォームについては以下の記事でご紹介しています。

 

住宅環境の不満は断熱リフォームで解決する！

        目次1 断熱リフォームを勧める理由2 断熱リフォームにかかる費用と工期3 断熱リフォームは補助金制度が活用できる4 断熱リフォームをDIYできるケースを2つ紹介5 […]

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まとめ

 

この記事では、屋根の断熱塗料についてご紹介しました。

 

 

屋根の断熱塗装に使う塗料について詳しく知りたい方は、下記のお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。

 

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