

エアコン工事の穴あけで追加費用がかかると言われました。標準工事に入っていないのですか?

エアコンの標準工事に穴あけが含まれている場合は木造住宅の壁が対象で、タイルやコンクリートの壁の場合は追加費用が発生します。
目次
エアコン取り付けの穴あけ工事費用
エアコン取り付けの穴あけ工事費用は壁の材質により異なります。エアコン取り付けの標準工事に「壁の穴あけ1ヶ所」が含まれている場合は木造住宅が対象です。
木造住宅以外では追加費用が発生すること、また標準工事に穴あけ工事が含まれないケースもあることを覚えておくとよいでしょう。
エアコン取り付けのための穴あけ工事費用の目安は次の通りです。ただし、壁の厚さや依頼する業者により異なります。
エアコンの穴あけ工事費用目安(1ヶ所)
工事内容 |
費用目安 |
木造、モルタルの穴あけ工事 |
約3,000円~(標準工事に含まれない場合) |
ALC(軽量気泡コンクリート)の穴あけ工事 |
約5,000円~ |
タイル・レンガの穴あけ工事 |
約8,000円~ |
コンクリートの穴あけ工事 |
約15,000円~ |
エアコン取り付けの工事費用についてはこちらでご紹介しています。
エアコン取り付け工事の穴あけの位置は?
エアコン取り付けのための穴あけの位置は室内機の右下が一般的です。本体の右下に穴をあけることで勾配ができるため、エアコン内部の水がスムーズに排出されます。
室内機と同じ高さや上の位置に穴をあけてしまうとうまく排水できなくなり、水漏れの原因になるため注意が必要です。
また室内機の左下に穴をあけることも可能ですが、この場合も排水がうまくいかない可能性があります。
エアコン取り付けの穴あけ工事の注意点
エアコン取り付けのための穴あけ工事をするには次の点に注意が必要です。
・壁内部の構造を確認する
・賃貸物件の場合は許可を得る
・穴あけを断られることもある
壁内部の構造を確認する
壁に穴あけをする場合は壁内部の構造をしっかり確認することが重要です。外から見えませんが、壁の中には筋交いや柱など建物の構造に関わる部材、配線類、ガス管などがあります。
万が一穴あけ作業で傷つけてしまうと大きなトラブルに発展する可能性があるため、細心の注意を払って穴あけの位置を決めてもらいましょう。
賃貸物件の場合は許可を得る
賃貸物件の場合は壁にエアコン用の穴をあけてよいか許可を得る必要があります。
壁にエアコン用の穴がない場合は、業者にエアコン設置を依頼する前に管理会社や大家さんに相談しておくと安心です。
事前連絡せずに壁に穴をあけるとトラブルになりやすいのでご注意ください。
穴あけを断られることもある
エアコン用の壁の穴あけ工事は、壁の材質によって業者に断られるケースもあります。
例えばタイル壁ですが、穴あけによりヒビが入ることがあるため工事を引き受けない業者が多いです。
またコンクリート壁の場合は、耐震性に影響を与える、内部の調査に時間がかかる、専用の道具が必要になるといった理由から断られることがあります。
その場合はタイルやコンクリート壁でも穴あけを行っている専門技術をもった業者に相談するとよいでしょう。
穴あけ作業で注意が必要となる壁内部の構造についてはこちらを参考にしてみてください。
穴あけ工事なしでエアコンを使うには?
壁に穴をあけられない場合は、穴あけ工事不要のエアコンを使う方法もあります。
室内機と室外機が分かれているセパレートタイプではなく、窓に取り付けるタイプのエアコンであれば、壁に穴あけをする必要はありません。
一般的なセパレートタイプのエアコンに比べリーズナブルで、自分で設置することも可能です。ただし、対応畳数が限られていることや、電気代が高くなりやすいことを覚えておくとよいでしょう。
まとめ
この記事ではエアコン取り付けのための穴あけ工事についてご紹介しました。
まとめ
・穴あけ工事費用は3,000円~15,000円以上で、壁の材質により異なる
・排水をスムーズにするため室内機の右下に穴あけするのが一般的
・壁内部の構造を把握した上でエアコンの穴あけ工事を行うことが重要
・穴あけできない場合は窓に取り付けるタイプのエアコンを選ぶ方法もある
エアコン工事の穴あけ作業についてさらに詳しく知りたい方は下記のお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。