ネイルサロンの開業・運営に助成金は活用できますか？
ネイルサロンの開業・運営に助成金を活用することはできますが、原則として後払いなので注意しましょう。
目次
ネイルサロン開業に活用できる助成金：キャリアアップ助成金
キャリアアップ助成金は、パートやアルバイト、派遣スタッフなど、いわゆる非正規雇用労働者の待遇改善をサポートする制度です。
キャリアアップ助成金制度には以下の7つのコースがあります。
- 正社員化コース
- 障害者正社員化コース
- 賃金規定等改定コース
- 賃金規定等共通化コース
- 賞与・退職金制度導入コース
- 選択的適用拡大導入時処遇改善コース
- 短時間労働者労働時間延長コース
たとえば、非正規雇用のスタッフを正規雇用にしたり、労働時間を延長したりすると助成金制度の対象になります。
コースにより支給金額や条件は異なるため、詳しく調べておくとよいでしょう。
ネイルサロン開業に活用できる助成金：人材開発支援助成金
人材開発支援助成金は、雇用している従業員のスキルアップなど、継続的に人材育成に取り組んでいる事業主を支援する制度です。
人材開発支援助成金制度には8つのコースがありますが、ネイルサロンには主に以下の2つが該当します。
- 特定訓練コース
- 一般訓練コース
また人材開発支援助成金は、事業主本人も対象です。
ネイルサロンを経営しながら、ネイルの知識や技術の向上を目的に訓練を行った場合も、条件を満たすことで受給できます。
ネイルサロン開業に活用できる助成金：トライアル雇用助成金
トライアル雇用助成金は、ハローワークや職業紹介事業者などからの紹介により雇用した場合に申請できる助成金制度です。
安定した職に就けない方を、一定期間試験的に雇用した場合に支給されます。
ネイルサロン開業に活用できる助成金：地方自治体の助成金
各地方自治体の助成金制度を活用することもできます。
代表的なものは東京都の「若手・女性リーダー応援プログラム助成事業」です。
女性または39歳以下の男性が都内の商店街で実店舗を新規開業すると、費用の一部を支援してもらうことができます。
受給するには審査に通る必要がありますが、開業場所の地方自治体の情報をこまめにチェックしておくとよいでしょう。
ネイルサロン開業に活用できる助成金：地域雇用開発助成金
地域雇用開発助成金は、過疎化地域において開業し、その地域の求職者を雇用した場合に支給される助成金です。
助成金額は事業規模や雇用人数などにより異なります。
ネイルサロン開業に活用できる助成金：両立支援等助成金
両立支援等助成金は、仕事とプライベートの両立に取り組む事業主が対象の助成金制度です。
育児や出産、不妊治療、介護を目的とした休暇の取得や職場復帰を支援するなど、従業員が長く働ける環境づくりを目的としています。
施術スタッフだけでなく、裏方の技術スタッフも対象です。
優秀な人材の確保・定着につながるため、積極的に活用するとよいでしょう。
ネイルサロンの開業で助成金を使うときの注意点
ネイルサロンの開業に助成金を活用する場合は以下の点に注意しましょう。
・受給までに時間がかかる
・従業員を雇用することで受給できるものもある
・要件が厳しく申請するには知識が必要である
助成金は原則として、申請してから受給できるまでに時間がかかります。
助成金を元手に開業することはできないので注意しましょう。
また、従業員を雇用すると受給の対象になる制度も多いので、将来的にスタッフを雇用することも検討するとよいでしょう。
ただし、助成金の申請にはある程度の知識が必要です。
要件をクリアするのが難しいケースもあるので、よく調べておくことをおすすめします。
ジャンルは異なりますが、以下の記事でも助成金や補助金についてご紹介していますので、参考にしてみてください。
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まとめ
この記事では、ネイルサロンの開業に活用できる助成金についてご紹介しました。
ネイルサロンの開業に役立つ主な助成金制度
・キャリアアップ助成金
・人材開発支援助成金
・トライアル雇用助成金
・地方自治体の助成金
・地域雇用開発助成金
・両立支援等助成金
注意点は、すぐに受給できないこと、申請にはある程度の知識が必要であることがあげられます。
ネイルサロンの開業に活用できる助成金について詳しく知りたい方は、下記のお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。