3点ユニットバスをリフォームするにはどれくらいの費用がかかますか?どんなリフォーム工事になるのか合わせて知りたいです!
3点ユニットバスのリフォームは5種類あって、それぞれの費用が異なり、費用は20万円~180万円です。こちらの記事で詳しく見ていきましょう!
目次
3点ユニットバスのリフォーム方法は5種類
3点ユニットバスとは、トイレと洗面台とお風呂が一緒の空間に設置されているバスのことです。
床面積が小さいアパートや築年数が古い建物で使用されることが多いです。
3点ユニットバスは、入浴時にトイレが濡れたり、お客さんが使いづらかったり、アパートの入居率を下げてしまう一因となっています。
3点ユニットバスの物件は、リフォームにより利便性を上げることができます。リフォームの種類は以下の5種類の工法があります。
3点ユニットバスのリフォーム工法
分離 / 交換 |
工事内容 |
費用 |
分離① |
浴槽とトイレの間にセパレータを設置 |
20万円~ |
分離② |
バス、トイレを分離 |
60万円~ |
分離③ |
浴槽撤去、シャワールームとトイレを別々に設置 |
60万円~ |
分離④ |
バス、トイレ、洗面台を全て分離 |
100万円~ |
交換 |
3点ユニットバスを新しいものに交換 |
50万円~ |
これらの5つの工法について、更に詳しく見ていきましょう。
3点ユニットバスを分離してリフォームする
3点ユニットバスをバラバラに分離してリフォームする方法は、4種類あります。
浴槽・トイレ間のセパレータ設置
バスとトイレの間に仕切りを設ける、最も安価なリフォームです。
洗面台の撤去の有無で費用は上下しますが、20万円~の費用が相場です。
透明な仕切りを使用することで、空間が広く感じられますが、セパレータでバスとトイレを仕切るだけなので、実際には、分離されていると感じないかもしれません。
物件紹介の際に最も安く「バス・トイレ別」と記載することができます。
バス・トイレ分離型のユニットバス
バスとトイレを分離するリフォームです。60万円~の費用が相場です。
お風呂とトイレを完全に分離することができますが、それぞれの空間が狭くなってしまいます。
入居者によっては、圧迫感を感じる可能性がありますので、業者に相談してお風呂とトイレが狭くならないか確認しましょう。
浴槽撤去、シャワールームとトイレ分離型のユニットバス
浴槽を撤去し、シャワールームとトイレを分離して設置するリフォームです。60万円~の費用が相場です。
浴槽を撤去し、シャワールームを設置した方が空間が広く感じられるのと、シャワールームとトイレが別々なので、入居者に好印象を与えられる可能性があります。
特に若い人たちには、3点ユニットバスよりもシャワールームとトイレが別々の物件の方が好まれる傾向があります。
バス・トイレ・洗面台分離
バス・トイレ・洗面台を全て分離して設置するリフォームです。
入居者にとって最も使いやすい間取りとなる反面、給排水工事・空調工事・電気設備工事など、工事も大掛かりになるため、100万円~の費用となります。
現場ごとに費用が異なるので、施工業者と相談して予算を立てましょう。
予算を立てないと、大幅に工事費用が高くなる可能性がありますので、注意が必要です。
3点ユニットバスを新しいものに交換してリフォームする
バス・トイレ・洗面台を分離せず、3点ユニットバスのまま、新しいものに交換するリフォームです。50万円~の費用が相場です。
3点ユニットバスのままでも、現在はデザイン性の優れたものや、機能性が改善されたタイプがあるので、雰囲気を一新することが可能です。
選択するグレードにより、費用が跳ね上がる可能性があるので注意が必要です。
3点ユニットバスをリフォームする際の注意点
3点ユニットバスをリフォームする場合の注意点は2つあります。
1つ目は、建物の構造上、トイレやシャワールームを分離することができない可能性がある点です。
トイレなどを分離する場合は、給排水配管や空調設備配管を移動することになります。
配管を設置したい場所に構造用の木材があったり、排水に必要な勾配が取れない場合は、トイレなどの分離が物理的にできない場合があるので、注意する必要があります。
2つ目は、トイレなどの分離は、居住・収納スペースの圧迫する恐れがある点です。
特にワンルームなどの床面積が小さな物件の場合、トイレなどを分離させると、元々の小さなスペースを更に削ることになってしまうので、入居者の満足度を下げてしまう恐れがあります。
まとめ
3点ユニットバスをリフォームする場合の種類と費用について解説しました。
3点ユニットバスをリフォームする方法は5種類あります。
まとめ
① 浴槽・トイレ間にセパレータ設置(分離)
② バス・トイレを分離(分離)
③ 浴槽を撤去して、シャワールームとトイレを別々に設置(分離)
④ バス・トイレ・洗面台分離(分離)
⑤ 3点ユニットバスをまるまる新しいものに交換(交換)
バス・トイレ・洗面台は入居希望者にとって、入居を検討するための大きな判断材料になります。
適切な予算・工法を採用することで、入居者に高い満足を提供できるよう慎重に検討しましょう。
入居率を上げるためのリフォームができるかどうかは、実際に物件を見てみないとわかりません。
専門家が詳しく見ることで、希望のリフォームができるかどうか、具体的な費用の見積もりがわかります。
3点ユニットバスのリフォームについてご相談があれば、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。