リフォームではどんなトラブルが起こりますか?これまでの事例や対処方法・予防方法まで知りたいです!
リフォームのトラブルには、予定日に工事がされないことや契約内容と工事内容が違うといったケースがあります。これらのトラブルが起こった際は第三者機関に相談することをおすすめします。
目次
リフォームのトラブルでよく起こる事例
リフォームのトラブルでよく起こる事例は主に4つあります。
・契約金を支払っても予定日に工事されない
・契約内容と工事内容が違う
・リフォーム後の不具合
・見積書には記載されていない追加費用の請求
事例①:契約金を支払っても予定日に工事されない
契約金を支払ったにも関わらず、工事予定日を過ぎても工事が行われないケースがよくあります。
この場合は、資材不足や人手不足によって開始できない状況が多いです。ただし業者によっては、連絡すらつかなくなるケースもあるので注意が必要です。
事例②:契約内容と工事内容が違う
リフォームのトラブルには、契約内容と工事内容が違うケースも多いです。たとえば、打ち合わせの際に決めた建材や設備が、実際には使用されていないことがあります。
特に断熱材や床のフローリングなど、目に見えないものや素人では判断しづらい箇所で行われる傾向があります。
事例③:リフォーム後の不具合
リフォームを行ったにも関わらず、改善されないケースもよくあるトラブルの1つです。
たとえば屋根の防水工事を行ったのに、数年後には雨漏りしてしまったケースがあります。他にも、塗装工事の出来栄えが悪いケースもリフォーム後によく起こるトラブルです。
これらのトラブルは、施工業者の工事がずさんなことや技術不足が原因です。業者によっては、直っていないのに工事代金の支払いを請求することがあります。
キッチンリフォームの後悔について詳しくは下記の記事で紹介しています。
浴室リフォームの後悔について詳しくは下記の記事で紹介しています。
事例④:見積書には記載されていない追加費用の請求
リフォームを進めていく中で、追加工事が必要になるケースがあります。追加工事が必要になるケースでは、認識の違いによってトラブルになりやすいです。
なぜなら、業者からすれば追加工事が必要な場合に、追加費用が発生するのが当然という認識でいます。
しかし施主からすれば、見積もり金額内に収まるものだと認識してしまうからです。両者の追加工事の認識の違いが、トラブルの原因となります。
リフォームでトラブルになった場合の対処方法
リフォームでトラブルになった場合の対処方法は、2つあります。
・クーリングオフ制度を活用する
・第三者機関に相談する
対処方法①:クーリングオフ制度を活用する
訪問販売によっては、リフォームを契約した場合はクーリングオフ制度を活用できます。
クーリングオフ制度とは、契約書を受け取った日から8日以内なら無条件で契約を解除できる制度です。たとえ工事が始まっていても、契約解除ができます。
ただし、リフォームの契約場所がリフォーム会社の事務所や営業所の場合は、活用できなくなるので注意が必要です。
対処方法②:第三者機関に相談する
リフォームに関するトラブルが起きた際に、専門家に相談したい方は第三者機関に頼るのがおすすめです。
リフォームのトラブルを相談できる第三者機関はさまざまありますが、以下では代表的な機関をまとめてみました。
・国民生活センター
・住まいるダイヤル(住宅リフォーム・紛争処理支援センター)
・NPO法人(住宅関連)
上記の第三者機関では、建築士や弁護士など豊富な知識を持った専門家に相談できます。また相談料も無料ですので気軽に相談できます。
リフォームでトラブルが起きないための予防方法
リフォームでトラブルが起きないための予防は2つあります。
・優良なリフォーム業者に依頼する
・綿密な打ち合わせを行う
予防方法①:優良なリフォーム業者に依頼する
リフォームのトラブルを防ぐためには、業者選びが大切です。トラブルが起こりにくい業者の特徴を、以下にまとめてみました。
・創業年数が長い
・リフォーム実績が豊富にある
・これまでの実績が確認できる
・建築に関する資格を保有している
・要望をしっかりと聞いてくれる
創業年数が長い業者は、これまで多くのお客様から支持されている証拠です。また創業年数が長い分、リフォーム実績が豊富にあることがわかるため、安心して施工をお願いできます。
他にも専門的な知識を有しているのか、こちらの要望をしっかりと聞いて提案してくれる業者は優良なリフォーム会社である可能性が高いです。
予防方法②:綿密な打ち合わせを行う
業者との打ち合わせ綿密に行うことで、トラブルの予防になります。綿密な打ち合わせを行うためには、以下の準備をするのがおすすめです。
・リフォームの事例や雑誌などを用意してイメージを伝える
・見積書の内容でわからない部分は細かく質問する
・工事の範囲を明確に確認する
・追加工事の費用は細かく質問する
上記の準備をしておくことで、「契約内容と工事内容が違う」や「追加費用の請求」などのトラブルを未然に防げます。
まとめ
今回は、よく起こるリフォームのトラブルを3つ紹介しました。
リフォームのトラブルが発生した際は、自身で解決するのではなくクーリングオフ制度や第三者機関への相談を検討してみてください。