店舗内装解体工事の種類

 

店舗の内装解体工事には、大きく分けて「スケルトン工事」と「原状回復工事」の2種類があります。

 

スケルトン工事は、構造体以外のすべてを解体し、何もない状態にすることが目的の解体工事です。

 

スケルトン工事後は、構造体のみが残ったコンクリート打ちっぱなしの状態となるので、次に入る店舗は大幅な改装が可能となります。

 

賃貸契約で指定されている解体工事で最も多いものが原状回復工事です。原状回復工事は、借りた時の状態に戻すことが必要となるので、借りた時の状態がスケルトンであれば、スケルトンの状態に戻す必要があります。

 

解体工事の種類によって、必要な費用も変わります。また、賃貸契約に沿った解体工事を実施する必要があるため、どのような解体工事が必要となるか確認しておきましょう。

 

店舗内装解体工事の費用相場

 

店舗内装の解体費用は、建物の構造や店舗の利用形態により異なります。一般的に、店舗内装の解体工事にかかる費用の相場を紹介します。

 

利用形態	費用相場(1坪)
飲食店	15,000円～40,000円
美容院	15,000円～30,000円
オフィスビル	15,000円～30,000円

 

飲食店は、排気ダクトや厨房機器の撤去が必要になるため少し相場価格が高くなっています。その他、個室が多かったり造作家具が多かったりすると、さらに解体費用が必要となります。

 

また、RC造やS造などといった建物の構造により、解体費用が異なるので、事前に複数社に見積もりを取り適切な価格帯の業者を調べるようにしましょう。

 

店舗の設計についての記事も参考にしてみてください。

 

 

 

内装解体工事で追加費用がかかるパターン

 

内装の解体工事では、解体現場の状況により追加で費用が発生するケースもあります。

 

造作家具など解体に手間がかかる場合は、当然費用が高くなってしまいますが、その他にも立地や工事の時間帯により追加費用が必要となる場合があります。

 

解体工事には、重機を用いて作業をすることがほとんどですが、解体現場に重機を運び入れるスペースが無い場合には、手作業で解体を進める可能性があります。そのような場合には、工期も長くなり、人件費も高くなってしまいます。

 

例えば、テナント物件で解体工事が必要な場合は、他のテナントに迷惑にならないように日中の作業を避ける場合があります。早朝や夜間に解体工事に入る場合は、追加費用が発生することがあります。

 

内装解体工事の流れや種類について詳しくは下記の記事を参考にしてください。

 

店舗の内装を解体する手順と流れは？

        目次1 店舗の内装解体にかかる費用は1坪当たり1.4万～4万円が相場2 店舗の内装解体工事費用が高くなるケース3 店舗の内装解体工事の流れ4 店舗の内装解体費用を抑 […]

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店舗内装解体工事の費用を抑えるポイント

 

店舗の内装解体工事には、大きな費用が発生するので、少しでも費用を抑えたいという方も多いです。店舗の内装解体工事の費用を少しでも抑えるためには、このようなポイントを意識しましょう。

 

特に、家具などの自分で撤去できるものは、自分で撤去をした方が費用が安く済みます。

 

解体業者に撤去を依頼すると、産業廃棄物として処理されるため、自分で撤去するよりも高い費用が必要になります。

 

一社だけ見積りを取ったまま契約を進めてしまうと、その見積りの価格が適正なのか判断が難しいです。

 

少なくとも2社ほど見積りを依頼することで、解体業者の比較をして予算に合った業者に依頼するようにしましょう。

 

まとめ

 

この記事では、店舗内装解体工事の費用相場について紹介しました。

 

 

店舗の内装工事について相談したいという方は、こちらのお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。

 

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