リフォームができない家ってどんな家?

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リフォームができない家ってありますか?

 

築年数が古かったり施工しづらい構造だったりすると、希望通りのリフォームができない可能性があります。

 

 

リフォームができない家の特徴

 

リフォームは建物の構造によってできる場合とできない場合に分かれます。リフォームをするなら事前に「どんな家」なのかチェックが必要です

 

リフォームができない可能性がある家の特徴には、主に以下の4つが挙げられます。

 

・築年数が40年以上の家

・2×4工法の家

・管理規約が厳しい家

・メンテナンス履歴が不明な家

・築年数が40年以上の家

 

築年数が40年以上の家

 

築年数が40年以上の家はリフォーム向きではありません。理由は、1981年6月1日以前に建てられた家は、旧耐震基準である震度5程度の揺れまでしか対応していないからです。

 

一方1、981年6月1日以降に建てられた家は、震度6強〜7程度の揺れでも倒壊しない新耐震基準になっています。そのため、築年数が40年以上の家は、古い柱や土台の入れ替えが必要です。

 

2×4工法の家

2×4工法(壁式パネル工法)とは、床、壁、天井がすべて「パネル」で構成されている構造のことを指します。建物をパネルで支えているため窓やドアの増設が難しく、一部の間仕切り壁が撤去できないのが一般的です。

 

またエアコンや浴室乾燥暖房機など新たに導入する場合は、配線が壁に埋め込むことが難しく、露出する場合があります。モールという部材で仕舞うことが多いですが、少々目立つのが難点です。

 

管理規約が厳しい家

マンションは基本的に専有部のみリフォームが可能です。ただし、マンションの管理規約を守る必要があるため、希望するリフォームができない場合があります。

 

たとえば、床材の張り替えを施工したい場合は、規約に基づく遮音レベルをクリアしなければなりません。防音対策も必要になるため、費用がかかる傾向があります。

 

メンテナンス履歴が不明な家

外壁や屋根の塗装を長期に渡って繰り返しているケースは、塗装ができないほど劣化している可能性が高いです。

 

塗装リフォームによる劣化防止は見込めないため、現状の屋根材や外壁材を撤去して新しいものへ施工する葺き替えを行います。

 

またカバー工法が一度されている屋根や外壁に、もう一度カバー工法をすることはできません。この場合も、葺き替えのみ施工可能です。

 

外壁の塗装について詳しくは下記の記事で紹介しています。

 

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リフォームができない家で特に難しい施工内容とは?

 

リフォームができない家の特徴には当てはまらなくても、土地や構造の条件によってリフォームができない箇所があります。

 

リフォームができない可能性がある家で、特に難しいとされる施工箇所は以下の3つです。

 

・増築をする

・吹き抜けをつくる

・水回り設備の移動

 

増築をする

建ぺい率や容積率、北側斜線制度などは指定された範囲内に収めければなりません。これらの制限を超えてしまうと、違反建築とみなされるため注意してください。どれぐらい増設できるかは役所にて確認が可能です。

 

また、DIYで増築を繰り返している家もリフォーム業者が手を加えられない可能性があります。理由は、DIY増設後に役所に申請をしていない場合は、違法建築に該当する場合があるからです。

 

違法建築になっている場合はリフォームができず、建て替えをするしかありません。

 

吹き抜けをつくる

新たに吹き抜けをつくりたい場合は、耐震性を考慮して行えば問題ありません。木造住宅の場合は比較的やりやすいです。しかし、鉄骨造の場合は、梁の移動が難しいため吹き抜けをつくるには向いていません

 

吹き抜けのリフォームに関しては、下記の記事を参考にしてください。

 

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水回り設備の移動

マンションの場合、床下に十分な空間がなければ水回りの移設ができない可能性があります。水回り設備の移動では配管移設が必要です。

 

専有部分の配管は施工できますが、共有部分の配管は触れないため、必然的に既存の配管位置に接続しなければなりません。

 

問題なく水が流れるようにするためには、傾斜を設ける空間が必要です。空間の有無は業者に確認してもらいましょう。

 

水回りのリフォームについて詳しくは下記の記事で紹介しています。

 

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リフォームができない家はリフォームできないの?

 

リフォームができない家に該当する場合でも、リフォーム内容によってはできる、できないの判断が変わってきます。

 

設備を入れ替える、壁紙や床材を張り替えるなどのリフォームであれば比較的できる可能性があります。

 

ただし、業者による現場調査を行い、適切なリフォームプランを立ててもらうことが必要です。

 

まとめ

 

この記事では、リフォームができない家についてまとめました。

 

まとめ

・築40年以上や2×4工法の家だと希望通りのリフォームができない場合がある

・マンションは管理規約を守ってリフォームしなければならない

・部分的なリフォームなら比較的できる

 

リフォームができない家の特徴の当てはまっても、リフォーム内容によってはできる場合があります。

 

リフォームを検討している方は、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。

 

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