家の解体工事にはどれくらいの期間がかかりますか?
解体工事の期間は、構造体や面積でもよりますが数週間~1カ月程度で完了することが多いです。
解体工事の期間(工期)
家の解体工事の期間は、構造体や面積により「数週間~1カ月ほど」かかります。面積、構造体別の目安の工期を紹介します。
【面積別の工期】
面積 |
工期 |
15坪以下 |
1週間以内 |
30~40坪 |
2週間~3週間 |
60坪以上 |
1ヵ月以上 |
これらは、面積別の目安の解体工期ですが、構造体別に見るとそれぞれ下記のように工期が異なることを想定しておきましょう。ここでは延床面積30坪の家屋とします。
・木造:3日~10日
・鉄骨造:10日~20日
・鉄筋コンクリート造:2週間以上
ただし、解体家屋の状況にもよりますので、信頼できる業者を選び、計画的に解体工事を進めるようにしてください。
解体工事全体の期間
ここまで解体工事自体の期間について紹介しましたが、解体工事の期間を考える際は解体工事の始まりと終わりも含めた全体の期間を把握することも大切です。
なぜなら、解体工事では工事前や工事後に国や地方自治体に届出が必要になるからです。届出については、こちらの記事を参考にしてください。
解体工事全体にかかる期間は、見積~工事開始までに2か月ほど、そして工期が数週間~1ヵ月なので合計3ヵ月ほど見ておきましょう。
工事が始まるまでに、見積や業者選定、各種届出や近隣挨拶を2カ月ほどの期間ですることを念頭に置いておくことで、届出漏れなどのトラブルを防ぐことに繋がります。
解体工事の工程
家屋の解体をするときは、基本的な工事工程に基づいて工事を進めます。
工事中に施主が工程に関わることは少ないですが、工事が順調に進んでいるかの確認のためにも工程は理解しておきましょう。
- 外構解体
- 足場・養生設置
- 屋根・内装解体
- 建物本体の解体
- 整地
住宅の解体は、このような流れで進みます。ただし、解体工事がいつもスムーズに終わるとは限りません。工事の進捗は確認するようにしましょう。
解体工事の工期が遅延するケース
解体工事では、予定通りに進むことはもちろんありますが、工期が遅れてしまうこともあります。
解体工事の工期が遅延してしまうケースとしては、以下のようなことが考えられます。
悪天候
解体工事は、屋外の作業でもあるので雨や雪などの天候の場合、工事を延期せざるを得ません。
地中障害物の発見
工事中に地中障害物を発見した場合は、適切な処理が必要なので、処理に時間がかかり予定工期よりも遅れるケースがあります。
近隣トラブル
解体工事では、工事の騒音や振動が発生します。それらが原因で近隣からトラブルがあると、最悪の場合解決するまで工事に入れない可能性があります。
事前に近隣あいさつはしっかりとしておきましょう。
重機などが入りにくい立地条件
解体工事は、重機を用いることがほとんどです。重機の入れないような狭い経路の場合、手作業で工事を進める必要があります。
まとめ
この記事では、解体工事の工事期間について紹介しました。
まとめ
・解体工事の期間は、面積や構造体にもよるが、おおよそ数週間~1ヵ月ほどで完了する
・解体工事は、面積や構造体により工期が大幅に変わる
・解体工事の工程は、工事が順調に進んでいるかの確認のためにも理解しておくことが大切
・解体工事の工期は、悪天候やトラブルなど発生すると遅延してしまう可能性がある
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