カフェの開業を考えています。カフェのコンセプトはどうやって決めたらいいですか?
カフェのコンセプトはイメージを膨らませることが大切です。人気のカフェにたくさん行ってイメージを作り、コンセプトを決めましょう!
目次
なぜカフェのコンセプトが重要なのか?
カフェのコンセプトとは、お店の特徴や目指す方向性であり、お客様があなたのお店を選ぶ理由でもあります。
コンセプトは競合店との差別化やリピーターの獲得、カフェ運営の成功につながるため、必ず最初に決めておきましょう。
また、コンセプトを明確にすることで、お店のイメージやメニュー、ユニフォームなどを決めやすくなります。
とりあえずカフェに行きまくる
カフェのコンセプトが決まらない場合は、とりあえず気になるカフェに行きまくりましょう。
あなたが気に入ったところを組み合わせていけば、コンセプトができてきます。
カフェのコンセプトの大枠を決める
まずは、5W1H(Why、Who、What、Where、When、How)を使ってカフェのコンセプトの大枠を決めましょう!
Why:なぜカフェをやるのか?
まず、カフェを開く目的を明確にします。
カフェで何を価値として提供するのか、お客様にどのような理由でカフェを利用してほしいかを考えてみましょう。
ターゲットがあなたのカフェを利用する理由を考えることで、何を提供したらよいか見えてきます。
たとえばターゲットが「休日の特別な時間を過ごすため」にカフェを利用するのであれば、隠れ家的な非日常感を感じられるお店にすると、ターゲットを獲得しやすくなるでしょう。
Who:ターゲット顧客は誰か?
「Why」のカフェを開く目的と同時に、どんなお客様をターゲットにするのか考えます。
ターゲットを明確にすることで、お店の雰囲気やメニュー作り、営業時間などを決めやすくなるでしょう。ターゲットは、性別・年齢・ライフスタイルまで細かく設定します。
たとえば「20代のインスタ映えするカフェ巡りが好きな女性」「20~30代の子ども連れでカフェを利用したい女性」「静かで落ち着いた雰囲気のカフェで読書を楽しみたい50代の男性」というように、細かく設定しましょう。
What :どんなコーヒー、メニューを提供するか?
次に、カフェのメニューを考えます。
メインとなるメニューやドリンクの種類など、ターゲットのニーズに合わせて決めていきましょう。
20代の女性をターゲットにするなら、ケーキなどのスイーツメニューを増やす、10代の学生をターゲットにするならリーズナブルでボリュームのある料理をとり入れるなどが考えられます。
また夜間も営業する場合は、アルコールメニューや軽食、おつまみのメニューも考えるとよいでしょう。
Where:どこでカフェを開くか?
カフェをどこで開くかもコンセプト作りの重要なポイントになります。
ターゲットが利用しやすい場所であることも大切ですが、あなたのお店の雰囲気にマッチする場所を選ぶことも大切です。
たとえばランチタイムに気軽に立ち寄れるカフェにするなら、オフィス街や繁華街の1階に出店するなど、周囲の環境や利便性についてもイメージしましょう。
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When:営業時間はどうするか?
カフェの営業日や営業時間を決めることも大切なポイントです。
ターゲットのニーズに合わせ、平日の朝から営業するのか、それとも毎日ランチタイムから営業するのかなど、事前に営業日や営業時間帯を絞っておきます。
他のカフェがオープンする前の時間から営業を始めるなどで、差別化を図ることもできるでしょう。
また、日中と夜間とで分けて営業すると、ターゲットの幅を広げることもできます。
How:どんなサービスを提供するか?
「自分のカフェの強みはなにか?」他のカフェと比べてなにが強みかを明確にすることが1番大切です。
カフェでどのようなサービスを提供するのかも決めておきます。オーダーの方法や料理の受け渡し方法、またどんな料理を提供するかも合わせて考えましょう。
カウンターでオーダーと会計を済ませ、商品を客席に届けるスタイルもあれば、客席でオーダーを取り、会計は最後にレジで行うというスタイルもあります。
ターゲットの満足度を考慮してサービスの提供方法を決めてみてください。
イメージ膨らませてカフェのコンセプトを具体的にする
実際にカフェをオープンして営業している場面をイメージする
ターゲットにとって魅力的なカフェにするには、あなたがお客様の立場になり、実際にカフェを利用する場面をイメージすることが大切です。
接客方法や食事の内容、店内の雰囲気など、ターゲットのニーズに合っているか意識しながら、入店~退出するまでの流れをイメージします。
そのためにも、ターゲットについて細かく設定しておきましょう。
自分のカフェの強みが生きているかイメージする
競合店との違いを意識し、あなたのカフェの強みやウリが生きているかをイメージすることも大切です。
あなたのカフェにしかない独特なメニューやサービスを提供すると、ターゲットにとってより魅力的なお店になります。
早朝営業をしている、オープンテラス席がある、こだわりのオリジナルケーキがあるなど、他のカフェではやっていないことをコンセプトに盛り込むとよいでしょう。
まとめ
この記事では、カフェのコンセプトについて紹介しました。
まとめ
・あれこれ考える前にいろんなカフェに行きまくる
・5W1Hを使ってカフェのコンセプトの大枠を決める
・お店を営業しているイメージを膨らませてコンセプトを具体化する