バーの開業を考えていますが、どんな準備をすればいいですか?
まずはどんなバーを開業したいのかを決めることから始めましょう。バーの種類を決めたら、コンセプト作り、資金調達···の流れで準備を進めます。
目次
① バーの種類とコンセプトを決める
最初にどんなバーを開業したいのか、バーの種類を決めます。バーの主な種類は次の通りです。
オーセンティックバー | 熟練のバーテンダーがいる本格的なバーカウンターのあるバー |
ショットバー | お酒を1杯ずつオーダーするタイプのバー |
スタンディングバー | 立ち飲みスタイルのバー |
ダイニングバー | フードメニューが充実しているバー |
ミュージックバー | ジャズやピアノの生演奏などミュージックに特化したバー |
アミューズメント系のバー | ダーツやビリヤードなど遊びながらお酒を楽しめるバー |
特定のお酒に特化したバー | 日本酒バーやワインバーなど特定のお酒を主役にしているバー |
バーの種類を決めたら、コンセプト作りに進みます。
たとえば「ワイン好きの30代以上の男女が集まる食事も楽しめるバー」「コーヒーも楽しめる気軽に入れるカフェバー」などコンセプトを明確にしましょう。
② 資金調達をする
次に、バーの開業に必要な資金調達をします。バーの開業資金の目安は500万円~1,000万円です。
自己資金を貯めて金融機関から融資を受けるなど、資金調達方法を決めておきましょう。
バーの開業資金について詳しくは、下記の記事で紹介しています。
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バーの開業に必要な資金はどれくらい?
目次1 バーの開業資金の目安2 バーの開業資金の内訳3 バーの開業資金の調達方法4 バーの開業資金を抑えるポイント5 まとめ バーの開業資金の目安 バ […]
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③ 物件選びと内装工事をする
次に、バーを開業する場所を選び、物件を探します。最初に決めたコンセプトに合わせて出店場所を決めるとよいでしょう。
居抜き物件を利用すると費用を抑えることができるので、以前もバーだったテナントを探すのもおすすめです。
物件が決まったら、開業に必要な内装·外装工事をします。バーなどの飲食店の施工実績が豊富な内装工事業者を選ぶとよいでしょう。
また、工事と並行して、開業に必要な厨房機器や什器、備品などもそろえる必要があります。
バーの場合は、お酒の種類に合わせてグラスを用意しなければいけないので、どんなグラスが必要かしっかりリサーチしておきましょう。
④ 資格の取得と届け出をする
バーを開業する場合は、必要な資格を取得し、届け出をしなければいけません。バーの開業には以下の資格や届け出が必要です。他の準備と並行して進めておきましょう。
バーの開業に必要な資格
食品衛生責任者の資格
食品衛生責任者の資格は、バーで提供する飲食物の衛生管理に必要です。
食品衛生協会等の実施する講習会に参加することで取得できます。
防火管理責任者の資格
収容人数が30名以上の店舗の場合は、火災のリスクを最小限に抑えるために、必ず一人は防火管理責任者をおく必要があります。
詳しくは消防庁のサイトなどで確認しておくと安心です。(東京消防庁)
バーの開業に必要な許可・届け出
飲食店営業許可
バーを開業するには、飲食店営業許可を申請·取得する必要があります。
保健所に事前相談に行き、保健所の担当者の立ち入り検査を受けることになるので、早めに申請の準備を始めるとよいでしょう。
深夜酒類提供飲食店営業営業開始届
深夜酒類提供飲食店営業営業開始届は、深夜0時以降も酒類の提供をする場合に必要な届け出です。
病院や住宅地の近くなどでは届け出が認められないことがあるので、警察署にて確認することをおすすめします。
防火管理者選任届出
防火管理者選任届出は、防火上の必要業務を行う管理者が誰であるか明確にするために必要です。
防火管理責任者の資格を取得したら、忘れずに届け出をしましょう。
特定遊興飲食店営業許可
深夜0時~午前6時の間に営業しており、酒類を提供している店で、「お客に遊興させる」場合は、「特定遊興飲食店営業許可」が必要です。
ダーツやビリヤードのあるアミューズメント系のバーなどは届け出をしましょう。「お客に遊興させる」行為については警察署に確認しておくと安心です。
⑤ 集客方法や仕入先を決める
バーを開業する前に、集客方法や仕入れ先も決めておきましょう。お客様に来店してもらうには、バーについて知ってもらわなければいけません。
チラシの配布やHP作成、SNSの活用など、バーの情報を広げる工夫をしてみてください。
また、バーで扱う酒類等の仕入れ先を確保する必要があります。
業務用商品の販売に力を入れている酒販会社であれば、業務用の価格で仕入れることも可能です。
飲食店関係者などから紹介してもらうとよいでしょう。
まとめ
この記事では、バーの開業準備の流れについてご紹介しました。
まとめ
① バーの種類とコンセプトを決める
② 資金調達をする
③ 物件選びと内装工事をする
④ 資格の取得と届け出をする
⑤ 集客方法や仕入先を決める